大阪日神 二〇二五-〇二-二十二【大阪の空に不可解な花粉飛散、未知の成分を含有】

大阪

※注釈※
この記事は、クトゥルフ神話の世界観に基づいた完全な創作フィクションです。
現実の出来事や人物とは一切関係ありません。

大阪の空に不可解な花粉飛散、未知の成分を含有

2月16日、大阪府内で例年にない異常なスギ花粉の飛散が観測された。気象庁によると、通常の花粉に混じり、未確認の微粒子が高濃度で含まれていることが判明。この微粒子を分析した大阪大学の研究チームは、「自然界に存在しない成分であり、組成が極めて不安定」と発表。

市民からは、花粉を吸った後に奇妙な幻覚を見たという報告が相次いでいる。特に多かったのは「巨大な影が街を這い回る」「名状しがたい存在が頭の中に語りかけてくる」といった証言だ。専門家は、「脳に影響を与える新種の胞子が大阪上空に飛散している可能性がある」として、市民に外出時の注意を呼びかけている。


特別観光列車に不可解な乗客、謎の列車の目撃情報も

2月17日、大阪駅で開催された特別観光列車イベントでは、奇妙な出来事が相次いだ。イベントには観光列車「サロンカーなにわ」が運行され、多くの鉄道ファンが乗車したが、一部の乗客が「乗車していないはずの人物を目撃した」と証言。

「黒いローブをまとった男が、車両の隅で小声で呪文のようなものを唱えていた」「次の瞬間、男は消え、座席には奇怪な紋様が刻まれていた」と複数の乗客が証言している。また、宮原操車場では、実際には存在しないはずの「旧大阪中央鉄道」の車両が一瞬目撃されたという。この車両は、1923年の大地震の際に運行中に忽然と消えたとされる伝説の列車と特徴が一致していた。


大阪メトロ、交通電業社の子会社化で不可解な古代技術を発見

2月20日、大阪メトロが交通電業社を完全子会社化すると発表。しかし、この買収の裏には奇妙な発見があった。関係者によると、交通電業社の倉庫を整理中、100年以上前の技術では説明不可能な設計図が発見された。

この設計図は、異形の文字と奇妙な幾何学模様で描かれており、何の装置かは不明。ただ、大阪メトロの内部関係者によれば、「通常の電力ではなく、異質なエネルギーを使う仕組みが記されている」とのこと。専門家が解読を試みているが、図面の一部に触れた職員が錯乱状態に陥るという事態も発生している。


大阪産業創造館の加飾技術展に異質な工芸品が出展される

2月21日、大阪産業創造館で開催された「加飾技術展」では、奇妙な工芸品が展示され話題を呼んだ。その一つが、ある無名の工房から持ち込まれた「夢見の杯」と呼ばれる金属製の器だ。

この杯は、近づくと微かな囁き声が聞こえ、長時間見つめると「時間の流れが歪むような錯覚」に襲われると報告されている。また、展示会の関係者が意識を失う事件も発生した。彼の証言によると、「杯の底に街の姿が映っていたが、それは現在の大阪ではなく、異形の存在が支配する別世界のようだった」とのこと。

この工芸品は現在、学術機関による調査が進められているが、出展者の工房はイベント終了後に突然閉鎖され、関係者の消息も不明となっている。


大阪に降り注ぐ寒気、未確認の気象現象が発生

2月21日、大阪を襲った寒気は例年とは異なる性質を示していた。気象衛星のデータによると、上空に形成された寒気の中心に、異常な「低温渦」が観測された。この渦は地球上の既存の気象システムとは一致せず、一部の研究者からは「地球外起源の可能性がある」と指摘されている。

また、2月21日の夜、大阪湾上空に巨大な影のようなものが漂っていたという目撃情報が相次いだ。漁師の一人は、「海から這い上がるような感覚を覚えた」と証言しており、住民の間では「太古の眠れるものが目覚めかけているのでは」との不安の声が広がっている。

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