東京新邪　２０２５年０２月２２日【住宅火災、邪悪な炎がもたらしたもの】

※注釈※
この記事は、クトゥルフ神話の世界観に基づいた完全な創作フィクションです。
現実の出来事や人物とは一切関係ありません。

世田谷区の住宅火災、邪悪な炎がもたらしたもの

2月16日午後5時40分頃、世田谷区等々力6丁目で発生した火災は、通常のものとは異なる奇妙な特徴を持っていた。

「炎が黒かったんです。燃えているのに光がなく、まるで空間そのものが溶けているみたいでした」と、現場に居合わせた住人は語る。消防隊が到着する前に、火は家屋を包み込み、奇妙な「模様」を壁に焼きつけた。それはルルイエ文字に酷似していると、一部の研究者は指摘した。

さらに、消火活動が終わった後の焼け跡から、「人間のものではない骨」が発見されたという噂が流れた。東京都消防庁は詳細を明かしていないが、関係者の間では「これはただの火事ではない。何かが召喚されかけたのではないか」と囁かれている。

2月18日、東京都知事選挙が行われ、小池百合子氏が再選を果たした。しかし、選挙当日、都内の投票所で奇妙な出来事が相次いだ。

「投票用紙に奇妙な文字が浮かび上がる」「候補者の名前がすべて読めなくなる」「投票したはずなのに、同じ人間が何度も投票していた」といった証言が寄せられた。さらに、選挙管理委員会の職員の一部は、投票箱の中から「粘液を帯びた黒い触手のようなもの」を見たと訴えたという。

選挙結果が発表される瞬間、東京の夜空に巨大な「目」が浮かび上がり、それを見た人々の中には一時的な錯乱状態に陥った者もいた。果たして、この選挙は本当に人間によるものだったのか。それとも、「古きもの」がついに政治の世界に影響を及ぼし始めたのか。

2月20日、羽田空港の滑走路上で発生した日本航空機と海上保安庁の航空機の衝突事故。だが、その裏には公式発表にはない、より恐るべき事実が隠されていた。

事故の直前、羽田空港の上空には奇妙な「裂け目」のようなものが出現していたという。目撃者の一人である航空整備士は、「滑走路の向こうに、東京とは違う都市が見えた。巨大な塔がそびえ、空は紫色だった」と証言している。

事故機の一つから発見されたブラックボックスには、奇妙な音声が記録されていた。それは人間のものではなく、かすかに「イア！イア！シュブ＝ニグラス！」と聞き取れるものだった。

「羽田空港には、異界へ繋がるゲートが存在していたのではないか」と、一部のオカルト研究者は指摘している。事故は単なる不幸な出来事ではなく、禁じられた領域への干渉が引き起こしたものかもしれない。

2月21日、東京ドームで開催された「@TOKYO」。会場には数万人のファンが集まり、熱気に包まれた。だが、その裏では異常な現象が報告されていた。

ライブ中、巨大スクリーンに一瞬「見たことのないシンボル」が映し出された。観客の一部はそれを「古代の呪文の一部ではないか」と語る。さらに、音響エンジニアの証言によると、特定の楽曲の間、通常では聞こえない「低周波のノイズ」が発生し、それを耳にした観客の一部が幻覚を見たという。

「ライブの終盤、天井の照明が奇妙な影を作り出し、それが意志を持って動いているように見えた」と、一人の観客は恐怖を語った。

果たして、これは偶然の現象だったのか。それとも、このイベント自体が「何か」を呼び寄せる儀式だったのか――

2月21日、日本中央競馬会（JRA）は騎手のM氏に対し、調整ルーム内でのスマートフォン不適切使用を理由に騎乗停止処分を下した。しかし、彼が本当に見ていたのは、単なるSNSや競馬情報ではなかったのかもしれない。

調査によると、M騎手が使用していたスマートフォンには、「人間のものではない暗号」が記されたページが開かれていた形跡があった。そこには「無貌の神が蹄の音とともに来る」という記述が残されていた。

また、彼が出場予定だったレースでは、出走馬の一頭が突然暴れ出し、騎手を振り落として自ら柵に突進するという事件が発生していた。馬の瞳には、まるで「別の世界を見ているかのような光」が宿っていたという。

「彼は何かを知りすぎたのかもしれない。我々が決して知ってはならないものを」と、競馬関係者の一人はつぶやいた。