福岡異刊　２０２５/０３/１５【【異界ファッション】ダウン症患者、旧支配者の祝福を受けパリコレへ】

※注釈※
この記事は、クトゥルフ神話の世界観に基づいた完全な創作フィクションです。
現実の出来事や人物とは一切関係ありません。

【異界ファッション】ダウン症患者、旧支配者の祝福を受けパリコレへ

北九州市の貸衣装店デザイナーI氏が手がけた、クトゥルフ神話をモチーフとした衣装が世界的な話題を呼んでいる。この衣装は、銀色の繊維と生きた触手を組み合わせた奇抜なデザインで、ファッションの枠を超えた「儀式服」とも言える仕上がりだ。

Hさんは、パリ・コレクションのランウェイにて、奇怪な囁きを発する衣装を身にまとい歩いた。その瞬間、観客の中には失神する者も現れ、審査員の一人は「今までにないインスピレーションを受けたが、それが人間にとって良いものかはわからない」とコメントした。

I氏は「この衣装は夜の海の深淵からインスピレーションを得た」と語っており、奇妙な書物を紐解いていたとも噂されている。今後、このスタイルが流行するのか、あるいは禁忌とされるのか、ファッション界の動向が注目される。

3月9日の未明、福岡市西区の海岸にて、突如として黒い霧が発生し、通行人を驚かせた。目撃者の証言によると、霧の中には巨大な影が揺らめき、不気味な音が響いていたという。

「霧の中から、理解できない言葉が聞こえてきたんです。それもただの音じゃなくて、私の頭の中に直接囁きかけるような……」と、現場に居合わせた男性（34歳）は語った。

地元の研究機関は「自然現象の可能性がある」としながらも、一部の専門家は「次元の歪みが発生した可能性も否定できない」と慎重な姿勢を見せている。霧は夜明けとともに消えたが、翌日から付近の住民の間で異常な夢を見たとの報告が相次いでいる。

博多駅の地下鉄構内で、異様な姿をした人物が目撃される事件が発生した。

目撃者の証言によると、その存在は人間のようでありながら、顔には無数の目があり、関節が逆に曲がっていたという。警備員が現場に駆けつけた際にはすでに姿は消えていたが、監視カメラには異常な映像が映っていた。

「まるでフィルムが劣化したようなノイズが映像全体に走っていて、その存在が映るたびに画面が乱れるんです」と、地下鉄の関係者は証言している。

この事件に関連して、最近博多駅周辺で「異界の扉が開く」などと書かれた落書きが増えており、何らかの儀式の兆候ではないかとの指摘もある。

福岡市内の複数の学校で、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖が相次いでいる。症状は発熱や咳、倦怠感といった通常のインフルエンザに似ているが、一部の生徒に奇妙な副作用が確認された。

「夢の中で誰かが私を呼ぶ」「何かが背後に立っている気がする」といった幻覚症状を訴える生徒が続出しており、医学界でも類を見ない事態となっている。

地元の神職たちは「それは風邪ではなく、古き者の囁きかもしれない」と不吉な発言をしており、一部の保護者は神社での厄除けを希望している。

福岡市内の高齢者施設にて、感染性胃腸炎の集団発生が報告された。しかし、通常の症状に加え、患者たちが一様に意味不明の言葉を呟いていることが話題となっている。

「窓の向こうに目がある」「海の底が見える」「シュブ＝ニグラスが産み落とした者たちが来る」など、明らかに異常な発言が確認されている。

施設の関係者は「高齢者の幻覚ではないか」と説明しているが、対応に当たった医療スタッフの中にも同様の言葉を発する者が出始めているという。

この事態を受け、福岡市は施設周辺に結界を張るなどの対策を検討していると発表した。