札幌異聞 二〇二五年三月二十九日【大通公園に現れた謎の石碑】

札幌

※注釈※
この記事は、クトゥルフ神話の世界観に基づいた完全な創作フィクションです。
現実の出来事や人物とは一切関係ありません。

札幌市で異形の影?春分の夜に起きた奇怪な事件

札幌市内で3月22日から28日にかけて、不可解な現象が相次いで報告され、市民の間で不安が広がっている。専門家の間では「説明のつかない事象」とされ、都市伝説やオカルト愛好家の間ではクトゥルフ神話に関連するのではないかとの声も上がっている。以下、札幌市内で発生した5つの奇怪な事件について報じる。


大通公園に現れた謎の石碑

3月22日の朝、大通公園の中央付近に「突如として」古びた石碑が現れた。石碑は高さ2メートルほどで、表面には未知の言語が彫られており、文字は時間の経過とともに微かに動いているようにも見えた。

市の職員が撤去を試みたが、工具が触れるたびに耳鳴りや幻覚を訴える者が続出し、一時作業は中断。研究のために近づいた北海道大学の考古学者チームは、「この石碑は人類の歴史に属するものではなく、我々の文明とは異なる力が働いている」と語った。


地下鉄南北線で発生した異次元トンネル

3月24日の深夜、地下鉄南北線の乗客数名が「ありえない長さのトンネルを通った」と証言した。通常ならば数秒で通過するはずの区間が10分以上続き、窓の外には「無限に続くような、ねじれた空間」が広がっていたという。

その後、乗客たちは無事に目的の駅へ到着したが、数名は極度の疲労と精神的不調を訴え、現在も入院中。札幌市交通局は「一時的な照明の不具合で錯覚が生じた可能性がある」と説明しているが、目撃者たちは「何かに監視されていた」と口を揃える。


円山動物園のペンギンの奇妙な行動

3月25日、円山動物園のペンギンが突如として群れをなし、北東の空を見上げながら鳴き声をあげ続ける現象が発生した。飼育員によると、ペンギンたちは通常とは異なる低く唸るような音を発し、明らかに「何か」を警戒しているようだった。

異変は3時間ほど続き、その間、動物園の一部職員は「空の一角が歪んで見えた」と証言。また、ペンギンたちの体表には奇妙な紋様が浮かび上がったが、翌日には跡形もなく消えていた。専門家は「地磁気の異常によるもの」と結論づけたが、オカルト愛好家たちは「これは何かが訪れる前触れだ」と警鐘を鳴らしている。


すすきので発見された異形の影

3月26日の夜、すすきのの監視カメラが「通常の人間とは思えない」影を捉えた。影は身長3メートルほどの巨体で、何本もの触手のようなものが揺れ動いていた。通報を受けた警察官が現場に急行したが、影は突如として消滅。現場には腐敗した海藻のような臭いと、得体の知れない黒い粘液が残されていた。

その後、防犯カメラの映像を解析しようとした警察関係者の一部が「映像を見ると強烈な頭痛に襲われる」と訴え、調査は難航している。事件発生当時、すすきの周辺では「奇妙な囁き声が聞こえた」という証言も多数寄せられている。


豊平川で見つかった謎の遺物

3月28日の早朝、豊平川の川底から「人間のものではない」骨が発見された。骨は異様に長く湾曲しており、頭蓋骨には複数の眼窩が存在するという特徴があった。

発見者の釣り人は「魚を釣り上げようとしたら、奇妙な光を放つ物体が川底に沈んでいた。それを拾い上げると、異形の骨が周囲に散らばっていた」と証言。現場に駆けつけた専門家たちは「現在の生物学では説明できない」と口を揃える。

骨は大学の研究機関に運ばれたが、その後、一夜にして研究室ごと消失するという怪事件が発生。監視カメラには、研究室の扉が「何も触れていないのに開く」様子が映し出されていた。

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