大阪日神 二〇二五-〇三-十五【梅田駅の改良工事完了と『深淵の門』の発見】

大阪

※注釈※
この記事は、クトゥルフ神話の世界観に基づいた完全な創作フィクションです。
現実の出来事や人物とは一切関係ありません。

阪神電鉄・大阪梅田駅の改良工事完了と『深淵の門』の発見

阪神電鉄は、大阪梅田駅の大規模改良工事の完了を発表した。ホームの拡張やバリアフリー化が行われ、多くの利用者にとって利便性が向上したという。しかし、駅の地下掘削中に謎の石碑が発見され、調査員が相次いで行方不明になる怪事件が発生していたことは公にはされていない。

関係者の話によると、石碑には「ナイアルラトホテップ」の名が刻まれており、黒い液体の染み出す不気味な裂け目が出現していたという。後に封鎖され、調査は打ち切られたが、駅構内では深夜になると異様なささやき声が聞こえるという報告が後を絶たない。


大阪泉州牡蠣フェスに出現した『這い寄る混沌』

3月9日、大阪泉州牡蠣フェスが開催され、多くの観光客が新鮮な牡蠣を求めて集まった。しかし、会場の一角で異常な現象が発生した。ある屋台の水槽から、通常の牡蠣とは明らかに異なる、奇怪な形状をした貝類が発見されたのだ。

その牡蠣は紫色に変色しており、表面には無数の小さな目のようなものが浮かび上がっていた。調査のために近づいた研究者が、突如として意味不明の言葉を叫びながら泡を吹き失神した。後の検査では、彼の脳波には通常の人間には存在しない奇妙な波長が記録されていたという。

専門家によると、これらの牡蠣は「這い寄る混沌」の一端が具現化したものであり、食した者の意識を歪める可能性がある。現在、大阪湾の特定エリアは封鎖され、調査が進められている。


H氏の講演会と『星の智慧派』の影

3月12日、実業家・H氏が大阪梅田で講演を行った。AIの未来や大阪万博について熱弁がふるわれたが、会場の一角では怪しげなローブを纏った一団が奇妙な呪文を唱えていたという。

目撃者の話によれば、彼らは「星の智慧派」と名乗り、演説の最中に奇妙な手振りと共に低い声で呟いていたとのこと。その直後、会場の照明が一瞬だけ異常な色彩に変化し、堀江氏の背後に一瞬だけ何か巨大な影のようなものが映し出された。

この出来事の直後、会場にいた数名の聴衆が錯乱し、「あれを見た…あれは…」と震えながら語り出したため、急遽会場は閉鎖された。しかし、その後、堀江氏はこの事件について一切言及していない。


大阪・関西万博と『ミャクミャク』の正体

3月13日、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の新ビジュアルが公開された。公式発表では「水の精霊」とされているが、オカルト研究者たちはこれを全く別の視点から分析している。

「ミャクミャクの姿をよく見てほしい。あの無数の目と触手に似た形状、そして青白い不定形の体…あれは間違いなく、ダゴンや深きものどもと関連している」と、大阪の神話学者は指摘する。

実際に、万博会場となる夢洲の地質調査では、かつてこの地が未知の生命体の活動域だった可能性を示唆する痕跡が発見されており、ミャクミャクのデザインはその発見を暗示するものであるという説が急速に広まっている。

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