名古屋神報 二〇二五・〇三・二十九【クレジットカードと異界の紋章】

名古屋

※注釈※
この記事は、クトゥルフ神話の世界観に基づいた完全な創作フィクションです。
現実の出来事や人物とは一切関係ありません。

名古屋鉄道、クレジットカードのタッチ決済で改札通過の実証実験開始——そして異界の紋章

名古屋鉄道が金山駅、名古屋駅、中部国際空港駅の改札において、タッチ決済機能付きクレジットカードの導入実験を開始した。表向きには利便性の向上が目的とされているが、地元のオカルト研究家たちはこれに警鐘を鳴らしている。

「このシステムは表向きには単なるIC決済技術の導入ですが、決済時に表示される“認証完了”のシンボルが問題なのです」——名古屋の神秘研究団体『星辰会』の一員、須藤幹彦氏はそう語る。

改札を通過する際、カードリーダーに一瞬映し出される模様は、通常のチェックマークではなく、複雑な幾何学模様のようなものだという。オカルト研究家たちによれば、この模様はかの狂気の書『ネクロノミコン』にも記された“ヨグ=ソトースの印”と酷似しており、異界との門を開くための鍵となる可能性があるという。

「このタッチ決済システムは、単なる利便性向上ではなく、異界への通路を無意識に利用者へ刷り込ませる装置ではないのか?」須藤氏はそう警告する。


名古屋市、地球温暖化対策実行計画2030を策定——地下より囁かれるもの

名古屋市は2030年を見据えた地球温暖化対策の計画を発表した。しかし、その計画の中には、都市部の地下水脈の監視体制強化、異常気象時の地下構造物の耐性評価など、通常の環境対策には見られない文言が多く含まれていた。

「これは、名古屋地下に広がる“禁断の場所”の封印が緩みつつあることを意味しているのではないでしょうか?」——都市伝説研究家の山本淳一氏はそう語る。

彼の主張によれば、名古屋の地下には、1930年代に旧帝国政府が封印したとされる“古の存在”が眠っており、地球温暖化による地下水位の変動がその封印を弱めている可能性があるという。

「温暖化計画の名のもとに、行政は何かを隠蔽しようとしているのではないか? あるいは、封印が解けるのをただ見守っているのではないか?」

名古屋市はこのような疑惑を一蹴しているが、地下施設の監視強化の詳細については一切コメントを出していない。


名古屋市交通局、「コラボ きっぷ2025」を発売——青龍の覚醒

名古屋市交通局は、コラボレーション企画として、限定2万枚の「ドニチエコきっぷ2025」を発売すると発表した。この切符には、ドラゴンズのマスコットキャラクターが描かれているが、そのデザインには奇妙な特徴が見られる。

「ドラゴンズのロゴの背景に、微細ながらも古代中国の魔除けに似た模様が組み込まれているのです」——グラフィックデザイナーでありオカルト研究家の高橋純一氏はそう指摘する。

さらに奇妙なのは、この新デザイン発表以降、名古屋市の一部地域で不思議な現象が頻発している点だ。特に大須観音付近では、「青白い光が空へ昇るのを見た」との目撃証言が相次ぎ、一部の人々はこれを「青龍の復活」と結びつけて語っている。


名古屋城で「名古屋城春まつり」開催——妖しき囃子と異形の影

3月20日から5月6日まで、名古屋城で「春まつり」が開催されている。しかし、訪れた観光客の中には、夜の城内で「奇妙な音」を聞いたという証言が相次いでいる。

「お囃子のような音だったが、妙に耳に残るリズムで、聞いていると意識が遠のくような感覚に襲われた」と語るのは、訪問者の一人、田中翔太氏。

また、城の石垣の一部が微妙にずれているとの報告もあり、一部の歴史研究家の間では、「江戸時代のある時期、名古屋城の地下に何かが封印されていたのでは?」という説が再び浮上している。


中日ビル6階に「中日ホール&カンファレンス」開業——秘密の集会の場か?

3月29日、名古屋の新たなランドマークである中日ビルの6階に「中日ホール&カンファレンス」が開業した。ここでは、企業イベントやカンファレンスが行われる予定だが、ある地元住民は気になる証言をしている。

「オープニングイベントの前夜、建物の周囲で黒いフードをかぶった集団が何かを唱えていたんです。異様な雰囲気でした」

その集団が何者なのかは不明だが、名古屋に伝わる“星辰の門”にまつわる伝承と関係があるのでは、という憶測が広がっている。

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